EVENT REPORT

協業展・白磁展 2017 (2)

2つのオブジェ

協業展へ出展する展示物のうちアーティストの作品以外の多面体とモビールは協業工房の運営スタッフにより製作されました。
交流会・協業倶楽部やセミナーなどに参加している企業から材料を購入あるいはご提供いただきオブジェでもコラボを念頭に置いたコンセプトです。

多面体は強度が耐えうるかどうかが最初の議論になりました。
サイズ、材質、そして製作工程の管理など。
大きすぎては作れないし壊れやすいだろうが、小さすぎてはオブジェの印象がサイズ同様小さくなってしまう。
当初、多面体を構成する表面のポリゴン一枚ごとに運営メンバーや活動実績の紹介をプリントしようというような案もありました。
しかし製作時間と手法の検討したところ無理がありそうなので、半透明の素材で製作して中からLEDランプで照らし出す案で進めることになりました。
製作のリーダーは運営メーバーからグラフィティの松尾宏幸さん、タスマニアフェローズの西根考平さんの二人が担当。
まず松尾さんが模型を作って検証したところ作れることは間違いなし。
松尾さんは写真家なのに模型作りも丁寧です。
ただし構成するポリゴンになるパネルをどのように接着して組み立てるのか検討の必要が認められました。
材料は乳白色半透明の2mm厚のプラスチックダンボールに決定。
強度が少し頼りないんじゃないかという意見もありながら予算もありそのまま実行することに。
それが原因かどうかは判断しかねるところなんですが、この多面体については設置開始後も苦難が続くことになります。



オブジェの展示パネル


もうひとつのオブジェであるモビール。
これは紙製のコースターと吉野杉の箸材原料を使ってギャラリーの天井から吊るそうというものでした。
高さの全長が5mにもなるモビールは果たしてちゃんとゆらゆらと機能するのか。
重さは。
膨大な量のモビールを誰が作るのか。
これまた侃々諤々の議論になりましたが、この難しそうな製作のリーダーは運営メンバーからKizuki Design Labの竹綱章浩さんと森山写真事務所の森山正信さんの二人が名乗りでてくれました。
知る人ぞ知る凄いコンビです。
お二人は材料を持ち帰り自宅で下加工。
塗料や接着剤の臭気、杉材に穴を開ける電動ドリルの音なのでご家族に迷惑がかかったのではないかと思われます。

いずれのオブジェも最終準備はメビック扇町にある協業工房のオフィスで実施。
開幕直前の週末はメビック扇町への休日出勤届けを出しての作業となりました。